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平成26年7月



俳句

俳号

得点

焼き茄子や無地の器に潔し 鞄持

25

葉の陰に庭のヌシなりお化け茄子 鼬蜘蛛

16

夏の夜蝉に負けじと我が子泣く 窓枠

11

まだ白き裸足の上の紅鼻緒 め組

11

風に触れ遠き声聞く夏の夜 柏尾川

11

焼き茄子をつまみ微笑む日暮れ酒 三指奏

8

淡墨を滲ませ咲くは茄子の花 捨馬

8

その後は別々に寝る熱帯夜 やん

6

夏の夜寝付けぬ理由他にあり 落ち葉拾い

6

夏の夜冷たき寺の石畳 鞄持

5

屋形船川風と往く夏の夜 瑞香

5

夏の夜草の根深し風涼し め組

5

我妻よ後ろ姿がまるで茄子 大富豪

5

茄子色の闇夜に残るトゲの味 落ち葉拾い

4

アスファルト裸足で踏んで海を去る 柏尾川

4

夏の夜の夢冷めてなお目を閉じる

4

雷鳴を連れてあらわる夏の夜 三指奏

3

軒先にまつりのあとや夏の夜 板上

3

ジュテームと裸足で何度も求めあい はち

3

砂浜を掘っては埋める裸足かな 鼬蜘蛛

3

てかてかと畑に光る茄子の黒 柏尾川

3

祖先乗せゆっくり行けよ茄子の牛 瑞香

3

はだしあとコンクリートにすぐに消え 瑞香

2

夕食(ゆうげ)待つ玄関先のなすかぼちゃ 板上

2

茄子飾り帰っておいでと父を待つ 大富豪

1

浴衣をほめながら下駄の素足(あし)を観る やん

1

めし友はババア秘伝の茄子漬で はち

1

茄子紺の浴衣に赤い帯締めて

1

川岸で裸足の君に恋をする 大富豪

1

水茄子や噛みて伝わる和のこころ 捨馬

1

夏の夜裸足で茄子をもてあそび はち

1

いつもより少しかための茄子の皮 鞄持

1

足むくみ今夜裸足で帰りたい 鞄持

1

茄子の肉貪る虫にくれた夏 板上

0

扇子持ち季節を楽しむ麻婆茄子 鼬蜘蛛

0

収穫の嫌いな茄子も食べる児ら やん

0

夏風や弾む裸足と下駄の音 捨馬

0

赤付きの茄子は苦手な大宗匠 十一屋

0

もぎたての果実のごとき焼き茄子の実

0

裸足まで涼を届ける縁の桶 三指奏

0

祖父の乗る脚の短き茄子の牛 め組

0

砂浜ではしゃぎ火傷の裸足かな 十一屋

0

茄子娘子を置き母はどこ消えた 十一屋

0

放り出すあんよがパタパタ夢の中 窓枠

0

もう少し待ってと茄子の精霊馬 三指奏

0

まるまると太った茄子の肉汁よ 窓枠

0

小さめの辛子漬けの茄子酒きりり やん

0

夕闇の波打ち際に裸足の君

0

精霊馬で拝みにおいでよ孫の顔 窓枠

0

ハッとした見飽きたはずの君の裸足に 落ち葉拾い

0

薄皮じゃ歩けないぞよこの先は 板上

0

ぬか漬けの茄子の色香を愛でて酔い め組

0

夏の夜の灯りに集いし妖蛾姫 捨馬

0

忘れない夏の夜に散る命たち 大富豪

0

茄子を煮て天(てん)の祖(そ)もまた茄子を煮て 落ち葉拾い

0

御法度です茄子は使わぬ花電車 はち

0

生で食う想像するが炒め茄子 柏尾川

0

夏の夜空調無しでは眠られず 十一屋

0

夏の夜手のひらかざし月明かり 鼬蜘蛛

0

藤娘の色とは違う茄子娘 瑞香

0


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