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落ち葉拾い
ミュージシャン、小野一穂
俳句
得点
開催月
南瓜切る君の姿が見てられない
13
平成26年8月
春の庭色とりどりの湯呑みかな
11
平成26年4月
春待つも凍える空気また愛し
9
平成27年1月
もうすぐで麦茶色した子供らが
7
平成26年6月
夏の夜寝付けぬ理由他にあり
6
平成26年7月
間に合わずふと見上げればいわし雲
6
平成26年10月
湯豆腐やわかっているのにまた火傷
6
平成27年1月
ようやくと腰を上げれば秋の暮れ
5
平成26年9月
初雪に除雪車の窓磨きあげ
5
平成26年12月
二日酔いチューリップにも叱られて
5
平成26年4月
内緒だと僕だけ二つ桜餅
5
平成26年3月
風光り履歴書を買う五十の手
4
平成26年4月
梅の花微かな熱が野に滲む
4
平成27年2月
ようやくと腰を上げれば春の風
4
平成27年2月
虫の音に気付く心のゆとりなり
4
平成26年8月
炬燵猫人の足みて床を掻く
4
平成26年12月
茄子色の闇夜に残るトゲの味
4
平成26年7月
夜に鳴く蝉の一声寝言かな
4
平成26年8月
桜餅甘じょっぱいのパイオニア
3
平成26年3月
流れ星流れているのはこの星か
3
平成26年10月
冬に入る布団に入る魔力増し
2
平成26年11月
春風に心の雪も溶かされて
2
平成27年2月
一笊(ざる)の秋刀魚は重い独り身に
1
平成26年9月
新米のシールを張るよ古古米に
1
平成26年9月
麦茶より水なの今は急ぎなの
1
平成26年6月
霜柱私の髪も持ち上げて
1
平成27年1月
金魚はね翔んでるんだよほんとはね
1
平成26年6月
深呼吸一抹の鬱花粉症
0
平成26年3月
ラーメンの汁を飲み干し春を待つ
0
平成27年1月
垂直に伸びる虹みて頷いて
0
平成26年6月
ハッとした見飽きたはずの君の裸足に
0
平成26年7月
七輪と親父の出番秋刀魚かな
0
平成26年9月
茄子を煮て天(てん)の祖(そ)もまた茄子を煮て
0
平成26年7月
秋時雨浴びて進むはいばらの道
0
平成26年10月
まばたきのその間にも流れ星
0
平成26年10月
朝寝より散歩でもしろと寝言言う
0
平成26年4月
眼鏡屋で視力を計る目刺しの群
0
平成27年2月
春雷よ何故に落とすか若花を
0
平成26年3月
初雪に浮かれてるのは街ばかり
0
平成26年12月
除夜の鐘至らぬ俺を叩き割れ
0
平成26年12月
線香に我慢比べの蚊と我が身
0
平成26年8月
落ち葉踏み七つ越えたは八ヶ岳
0
平成26年11月
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