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平成26年9月



俳句

俳号

得点

朱に染まるしとやかな袖秋の暮れ 板上

16

横たわる秋刀魚の愚痴を聞いてやる

12

まだ食える限界攻める焼き秋刀魚 鼬蜘蛛

11

炭火舞い見目麗しき秋刀魚かな 窓枠

11

大一番飯屋のテレビ秋の暮れ 柏尾川

10

品書きの「新秋刀魚」の文字あざやかに 板上

9

秋刀魚食い空いちだんと高くなり 柏尾川

9

陽が落ちて海辺にオリオン静やかに

8

坂道を駆け下りたるは秋の暮れ 捨馬

7

汁すすり白飯うまし焼き秋刀魚 はち

7

新米と言えどもあじなまねをする 三指奏

6

携えしサンマの剣ホヤぼーや 瑞香

5

伸びる箸ほろりと苦き秋刀魚かな 鞄持

5

秋の暮れ時計の針に空を見る 三指奏

5

歌謡曲流れるラジオ秋の暮れ 鞄持

5

タワーすら覆うは秋刀魚の煙なり 十一屋

5

ようやくと腰を上げれば秋の暮れ 落ち葉拾い

5

新米の立ち上がったる釜の中 鞄持

5

秋刀魚焼く君を骨まで愛してる

4

行儀良く並び光るる秋刀魚哉 捨馬

4

ボロ一間気合い一発焼く秋刀魚 柏尾川

4

持って行け新米ニ合旅土産 柏尾川

4

酒をさし秋刀魚刺しつつ半身焼く 捨馬

3

新米を食べて気付かずお説教 鼬蜘蛛

3

秋刀魚の香火にかけ再度空泳ぐ 小作姓

3

化粧してさあ晴れ舞台焼秋刀魚 三指奏

2

米並みにねばってほしいニューフェイス やん

2

思い出は煙の中に秋刀魚焼く め組

2

新米を食べれる時期に歳を経る 十一屋

2

秋味が出れば脳裏にあのさかな 窓枠

2

生きてるぞ新米炊きたてちゃわん山 板上

1

秋の暮れポケットの中にしまう恋 大富豪

1

母からの新米届き我れ笑顔 はち

1

新米の報せ沁み入る酒の味 捨馬

1

去年とはちがう秋刀魚のほろ苦さ 板上

1

晴天の朝炊き上がる新米や め組

1

一笊(ざる)の秋刀魚は重い独り身に 落ち葉拾い

1

銚子より根室の秋刀魚と半可通 やん

1

新米のシールを張るよ古古米に 落ち葉拾い

1

食卓に所狭しと秋刀魚かな め組

1

茜いろ俳句読みたし秋の暮れ はち

1

秋刀魚食い季節の変わり意識する 十一屋

0

庭先で七輪秋刀魚準備よし 大富豪

0

堂々と備前を見下ろす焼秋刀魚 はち

0

新米よその響きだけで三杯目 窓枠

0

秋刀魚刺し馴染みの店でもう一杯 鼬蜘蛛

0

選り取りぬ秋刀魚の口の黄色いの 瑞香

0

新米の湯気の向こうに新香こ 瑞香

0

気力だけ空回ってます新米です。 小作姓

0

新米は小さな茶碗で炊き立てを

0

庭に出て七輪秋刀魚酒うまし 三指奏

0

新米と言ってる上司は一つ上 大富豪

0

七輪と親父の出番秋刀魚かな 落ち葉拾い

0

古備前に青く尖った秋刀魚かな 鞄持

0

憧れは秋刀魚をキレイに食べるあの人 小作姓

0

秋刀魚にはわからぬ君のこの旨さ 大富豪

0

良き友の香り短し秋の暮れ 窓枠

0

秋の暮れ息子の投球の頼もしさ やん

0

秋の夜のたばこの風味にハッとする 小作姓

0

デング熱秋の暮れには消え失せよ 十一屋

0

向島秋の夕暮れ「コツや、コツ」 瑞香

0

歩いては友人愛し秋の暮れ 鼬蜘蛛

0

やわらかく世界を包む秋の暮れ め組

0


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