TOPページ

鞄持


落語家、入船亭扇里

俳句

得点

開催月

焼き茄子や無地の器に潔し

25

平成26年7月
春風に口角上がる石仏

11

平成27年2月
草を食む若駒の傍春を待つ

8

平成27年1月
日の暮れにただ堂々と南瓜切る

8

平成26年8月
蚊遣り置く何事もない顔をして

8

平成26年8月
見え透いた嘘と炬燵の匂いかな

7

平成26年12月
戸惑いも晴れて南に虹架かる

7

平成26年6月
食卓の彩り乏し春を待つ

7

平成27年1月
誰恨む事はなくとも花粉症

7

平成26年3月
湯上がりに縁側の隅雨蛙

6

平成26年5月
秋時雨寄り添いあって肩濡らす

6

平成26年10月
伸びる箸ほろりと苦き秋刀魚かな

5

平成26年9月
新米の立ち上がったる釜の中

5

平成26年9月
上野駅家出少年風光る

5

平成26年4月
夏の夜冷たき寺の石畳

5

平成26年7月
歌謡曲流れるラジオ秋の暮れ

5

平成26年9月
大漁旗拡げ追いしは鰯雲

5

平成26年10月
初恋の彼女の家の麦茶かな

4

平成26年6月
桜餅声掛られぬ時もあり

4

平成26年3月
軒先を借りて休むは金魚売り

4

平成26年6月
春雷や黒鹿毛の馬嘶いて

4

平成26年3月
冬に入る古いレコード聴きながら

3

平成26年11月
煩悩はそこまで無いぞ除夜の鐘

2

平成26年12月
梅が香や巻き髪を解く大年増

2

平成27年2月
霜柱大地の朝の伸び上がり

1

平成27年1月
湯豆腐は一人前がよく似合う

1

平成27年1月
いつもより少しかための茄子の皮

1

平成26年7月
足むくみ今夜裸足で帰りたい

1

平成26年7月
散歩の出少し早めて日短く

1

平成26年11月
チューリップ奏でオランダ大使館

0

平成26年4月
豊饒を願う親子の田植えかな

0

平成26年5月
雨蛙指先に乗るエメラルド

0

平成26年5月
父の日や傘のくつ下兄妹で

0

平成26年5月
チューリップ偉人碑の元咲き揃ふ

0

平成26年4月
湯上がりのマッサージ機と麦茶かな

0

平成26年6月
悪夢見た言い訳をして朝寝かな

0

平成26年4月
初雪や空に伸ばした小さき手

0

平成26年12月
初雪や煙草の煙り燻らせて

0

平成26年12月
変わらない世の中願う流れ星

0

平成26年10月
流れ星せめて想いの届くまで

0

平成26年10月
一束の目刺し挟んで老夫婦

0

平成27年2月
虫の音や少し寝るのを遅くして

0

平成26年8月
虫の音や祖母の唄声思い出し

0

平成26年8月
春風と云う名の煎茶勧められ

0

平成27年2月
俯いた二人二つの桜餅

0

平成26年3月
落ち葉道猿丸太夫声を聞く

0

平成26年11月
古備前に青く尖った秋刀魚かな

0

平成26年9月
短日や部屋干し時間長くなり

0

平成26年11月

TOPページ